全国乗用車市場情報連席会は8日、10月度乗用車生産・販売実績データを公表した。10月の販売量は9月比7.9%減、前年同期比27.3%増の40万3900台だった。同会の饒達・事務局長によると、国慶節連休あった10月の営業日はわずか18日間だったため、販売量が9月に比べ減少したのは当然の成り行きという。10月の一営業日あたり平均販売量は最高記録を更新し、1万8400台あまりに達したことから、乗用車市場ブームはまだ続いているとみられる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
中国汽車工業協会の最新データによると、今年の乗用車市場は全体的に活気があり、11月もこの状況が続くと予想される。年間の国内自動車消費量は、前年比100数万台増の500万台を上回る見通し。
年初の市場情勢が好調であったことから、メーカーは軒並み、生産販売目標を大幅に高めたと饒事務局長は指摘している。この年間目標達成に向け、各メーカーは10月から販売促進にさらに力を入れており、この状勢が年末まで続く見通し。自動車市場の販促活動は11月中旬にピークを迎え、同時に販売価格が底をつくと饒事務局長は予測する。
「人民網日本語版」2006年11月9日