世界自然遺産に登録された「三江併流」は、雲南省北西部を流れる金沙江(長江上流部)、瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(タルンウィン川上流部)が平行に流れる、独特の自然地理区域を指す。世界でも珍しく、地質・地形の多様性、動植物の多様性、景色の多様性、民族文化の多様性が一体となった高山峡谷地帯だ。雲南省は同地区の生態環境を保護するために、10以上の国家・省レベル自然保護区を制定し、巨額を投じて天然林保護プロジェクトや水土保持プロジェクトを実施してきた。現在、同地区周辺は林や植物が生い茂る美しい景色となっている。
「人民網日本語版」2006年11月10日