中国中央電視台(CCTV)報道によると、北京市は4つの大きな措置を講じることで、2008年北京オリンピック時の給水安全を確保する方針という。
4つの措置は以下の通り。
(1)水資源の最適化と配置体制を一層強化し、水の使用効率を高める。
(2)工業、住民生活、農業など社会全体の節水に対する努力を高める。これらの節水によって、水資源の節約、水の使用効果アップにつながる。
(3)水のリサイクルにいっそう力を入れる。農業灌漑用水や都市庭園灌漑用水はリサイクル水への転換を進める。
(4)大雨洪水の際の水収集力をアップさせ、現行の水源に取って代える。
このほか、「南水北調」(南部の水を北部に送る)事業の北京―石家庄部分の建設工事は順調に進んでおり、来年末には初期工事が完成し、給水体制が整う見通し。
「人民網日本語版」2006年11月10日