甘粛省敦煌雅丹国家地質公園は中国の著名な歴史的文化都市の敦煌市から北西へ約180キロ、玉門関から北西へ約100キロ離れたところにあり、公園の面積は398平方キロ。主に風食によって形成された雅丹(ヤルダン)地形の景観である。
公園内に風食によるさまざまな地形景観が散在している。「パオ」、「ラクダ」、「石鳥」、「石人」、「石仏」、「石馬」と言われるさまざまな形の石があり、見ごたえがある。この一帯では世界でもよく知られた建築物の「ミニチュア版」を目にすることができ、まるで中世紀の古城のような驚嘆させられる存在である。夜になると、強い風が吹き、鳥肌が立つほど恐ろしい音が聞こえてくることから「魔鬼城」と称されるようになった。
古代ロブノールの一地域だった敦煌魔鬼城は砂漠の平原地帯にあり、日照も十分あり、降雨量は少なく、蒸発量が多く、年中風が吹いている。約70万年前から泥砂堆積物によるヤルダン地形の岩石を目にすることができる。灰色、利休色と黄土色を呈している。古代盆地の果ての局部的地域に数多くの虫跡の化石があり、古代河川と湖沼の特色がある。
敦煌雅丹国家地質公園はユニークな砂漠の風景、さまざまな形の地質の奇観、昔話によって、大自然の秘密を探ろうとする勇気のある者たちを引き付けている。
「チャイナネット」2006/11/14