2006年1~9月の経済データでは、中国の経済成長スピードが依然として速いことが示された。財政部の張通・報道官は13日、財政部門は引き続き財政のマクロ調整を強化・改善し、経済の安定した運営と調和の取れた社会主義の構築の促進に力を入れると述べた。
張報道官は次のように述べた。
2007年はプロジェクト向けの国債資金と中央予算内の投資利用構造をさらに調整し、農村建設、科学・教育・文化・衛生、社会保障、資源節約、生態建設、環境保護、西部大開発を優先的に支援する。新たに着工する工事を厳しく抑制し、特にエネルギー消費量が大きく環境汚染が著しく、技術の遅れているプロジェクトを中止し、やみくもな投資と重複建設を抑制する。農村建設支援では義務教育、医療衛生などの分野に力を入れる。税制関連の政策を調整し、経済成長方式の転換を進める。引き続き各種税制改革を推進し掘り下げ、公共の財政管理体制を整備し、公共品と公共サービスの提供能力を高めていく。
国が穏健な財政政策に転換してから2年が経過した。このような政策方向は経済構造の調整と成長方式の転換の推進し、経済・社会発展の弱い部分を強化したほか、国民経済を「スピード成長、高収益、低物価」という発展の軌道に乗せ、調和の取れた社会主義の構築促進に重要かつ積極的な役割を果たしている。
「人民網日本語版」2006年11月14日