温家宝総理が招集する国務院常務会議は15日、行政管理体制改革の深化、政府機能の一層の転換、政府の自主改善の強化などを検討した。

会議は行政管理体制改革の当面の重点として（１）マクロコントロールの体制・メカニズム・方式を改善し、資源配分における市場の基礎的作用を発揮させ、市場管理システムを整備し、経済の穏やかな高成長を維持する（２）社会管理と公共サービスを強化・改善し、教育・医療・就業・社会保障・所得分配など、人々の訴えが大きい、際立った問題の解決に力を入れ、社会の公平・正義・調和・安定を守る（３）全面的に法治行政を推進し、民主監督・行政監督・社会世論監督を強化し、権力の濫用を防止し、官民癒着、ビジネス上の贈収賄など腐敗行為を断固処罰し、良好な政府イメージを形成し、政府の信頼性を高める――必要を指摘した。

また、国務院所属部門による公務接待を規範化する必要を強調。公務接待費を財政予算管理に組み入れ、公開して透明化し、監査対象とする方針を明らかにした。

「人民網日本語版」2006年11月16日