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上海 子供もたない夫婦が減少、戌年で出産ラッシュ

上海でかつて一世を風靡した「丁克家庭(ディンクス・子供をつくらない共働きの夫婦)」は近年すっかり影を潜め、子供を欲しがる若者が増加傾向にある。今年は戌(イヌ)年(戌年に生まれた子供は縁起が良いとされる)だ。上海の各産婦人科の問診記録によると、産婦人科の検査予約人数は最高記録を更新し続けており、来年の亥(イノシシ)年に向けて出生率はさらに上がると見られている。中国新聞社が伝えた。

戌年の影響で、上海の産婦人科が「満席」になる現象も起きている。上海の有名な産婦人科病院である国際和平婦幼保険医院の予測によると、今年1年間で同医院における出生人数は9千~1万人に上り、これは20年以上にわたって続く同医院の史上最高記録となるという。

来年は出産に縁起の良い60年に一度の「金猪年」とされており、戌年に続いて人気の年となる。貨物輸送業で働く呉さん(30代)は今年の10月に結婚したばかり。「金猪」は将来生まれてくる子供に最も良い運勢をもたらすと考える呉さんは、今年結婚したのも来年に「金猪」の赤ちゃんが欲しいためという。

「人民網日本語版」2006年11月18日

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