今後、政府機関、事業体、団体組織が財政資金を利用し、政府調達を行う際、必ず「グリーン製品」を優先的に調達しなければならない。そうでなければ、財政部門が資金支出を拒否する可能性がある。財政部と環境保全総局がこのほど共同で、中国初の「政府グリーン調達リスト」を発表し、環境保全の関連認証をパスした9つの自動車のブランドが、公用車調達リストに組み入れられた。
関連部門によると、政府の「グリーン調達」というコンセプトは数年前からすでに提出されているが、具体的な実施措置を打ち出さなかった。今回打ち出されたリストには、自動車、プリンター、テレビ、板材、インテリアなど14の分野の百種類以上の製品が盛り込まれており、今後の政府の調達のためにモデルを提供することになった。
自動車の中で、公用車の政府調達グリーンリストに組み入れられたのは、東風プジョー、東風シトロエン、NISSAN、本田CR-V、アウディA6とA4、ボーラ、ジェッタ、キャディ、ヒュンダイなどの9つのブランドである。かつて政府公用車としてたくさん使われていたサンタナは、今回のリストに組み入れられなかった。
環境保全総局の関連責任者の話によると、「グリーン調達」は来年から、まず中央と省、計画単列市クラスの政府機関と事業体で実施され、2008年から全国的範囲で実施されることになった。
政府調達の「グリーンリスト」の詳しい情報は、「中国政府調達の公式サイト」(http://www.ccgp.gov.cn/)で検索することができる。
「チャイナネット」2006年11月20日