「澄江動物化石群」国家地質公園は雲南省澄江県帽天山地区にあり、総面積は18平方キロ、主な地質遺跡のタイプは古生物化石群からなるものである。
「澄江動物化石群」は5.3億年前の40余部類、100余種の動物化石からなるもの。生物硬体化石が保存されているとともに、稀に見る精緻な生物軟体印痕化石も保存されており、きわめて重要な地質遺跡である。オーストラリアの「エディアカラ動物化石群」(5.8億年前)、カナダの「バージェス頁岩動物化石群」(5.15億年前)は「地球歴史上の早期生物進化の実例となる三大奇跡」と肩を並べる存在であり、「20世紀における最も驚異と見なされる発見の一つ」ともいわれ、ユネスコに「世界地質遺跡予選リスト」に組み入れられている。
公園は昆明から52キロ離れたところにあり、高速道路があるおかげで交通が便利で、著名な高原構造湖の撫仙湖とも隣接しており、イ族、ミャオ族の風情が多彩である。
「チャイナネット」2006/11/20