北京市労働・社会保障局によれば、5年後の北京市は新たに増加するエンジニア、シニアエンジニア不足数7万4000人を含め、技能有資格者不足総数は約40万人に達する見込みである。
北京市労働・社会保障局育成処の諶躍進処長は、「2010年までに北京が必要とする技能有資格者総数は現在の186.7万人から222万人に達し、新たに必要となる技能有資格者数は36万人強となる見通しである。このため、北京市は今後5年間にエンジニア5万人育成計画を実施し、エンジニア学院、高級技工学校を高級技能有資格者育成の重要基地とするため、その設備を更新し、専攻を調整して、教師群の技能有資格者育成能力を向上させる。北京市は高級技能有資格者の評価システムを調整し、高級技能有資格者の育成ルートの幅を広げ、年齢、比率、キャリア、資格などの制限を打破して、各産業、各分野の人材を選抜し、優秀な若い技能有資格者を登用する」と述べ、「北京市の技能有資格者に対する待遇は低いため、今後、政府は資金投入を増加して、高級技能有資格者の生活待遇、社会的地位を向上させると共に、個人の能力、業績に応じて高級技能有資格者に関する現場登用、表彰激励メカニズムを確立する。産業内部、企業内部にチーフエンジニア制度を導入して、生産最前線における高級技能有資格者の能力を十分に発揮させると。同時に、優秀な才能と学識があるエンジニアのための業務室を開設し、有能な助手を手配して科学研究経費を増額し、プロジェクトに対する資金援助を通じ高級技能有資格者に対して科学技術研究、技術革新及び技術研修など一連の業務に対する利便を提供し、最前線におけるさらに重要な役割を果たさせる」ことを強調した。
「チャイナネット」2006/11/21