石油輸出国機構(OPEC)の持ち回り議長であるナイジェリアのエドモンド・ダウコル石油・エネルギー担当相は12月14日、ナイジェリアの首都・アブジャーで行われるOPEC閣僚会議で、原油価格を維持するため、OPECメンバー国の石油相が新たな原油減産措置を認可する可能性があると語った。
ダウコル国務相は、「現在、消費国の原油在庫が大幅な余裕がある。これは、原油価格下落の主な原因となっている。在庫を減らすには、原油供給量を規制することが唯一の道である」と述べた。
今年10月、OPECは11月1日からOPECの原油産量を1日120万バレル削減して、2630万ドルに引き下げることを決めた。それにもかかわらず、これまでの一カ月間に、国際市場での原油価格は引き続き低迷し、今月17日、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場の終値は17カ月以来の最安値を更新した。
「CRI」より2006年11月21日