衛生部は22日、中国のエイズ流行の現状を報告した。今年10月31日までの全国のエイズウイルス(HIV)感染者数は18万3733人(報告があった累計)、そのうちエイズ患者は4万667人で、1万2464人が死亡している。エイズの3種類の感染経路もなお存在している。今年1~10月の報告と、感染者個別調査の結果、薬物注射(注射器共用)や性行為が主な感染経路で、それぞれ37%と28%を占める。
エイズウイルスの感染はさらに拡大する危険がある。データによると、地下の売春婦がコンドームを使用する割合は38.7%で、薬物常用者が注射器を共用する割合は50.8%になる。また、感染者を含む人口の大量流動と性病発症率の上昇がエイズ蔓延の重要な原因であるという。
「人民網日本語版」2006年11月23日