中国銀行業監督管理委員会の唐双寧・副主席は23日、「中国バランス成長推進フォーラム」で、中国金融資源のアンバランスな分布状態に対応するため、同委員会は、市場進出許可政策の調整を実施し、中国系・外資系銀行に対し中西部と東北地方に進出・開業するよう奨励していく方針であることを明らかにした。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
試案によると、中西部と東北地区で各種銀行業金融機関の投資、買収、新設を行う中国資本銀行について、同委員会は以下の政策措置を講じる。
(1)市場進出許可における資本の範囲制限を適宜緩和し、審査の際に便宜を提供する。
(2)登録資本金、運営資金の最低限度額を適宜引き下げる。
(3)投資者資格、株買収制限、可能業務の条件・範囲を適宜調整する。
同委員会はまた、有利な条件および政策を整え、外資銀行がこれらの地域で開業するよう奨励していく方針という。
同委員会は今年10月、20の国家・地区からの外資銀行30数行を組織し、湖北、湖南、山西など中部地区で現地視察を実施した。
「人民網日本語版」2006年11月24日