朗科科技公司は23日、同社が2004年7月に特許権侵害としてソニーを提訴した事件について、法庭での和解が成立したことを明らかにした。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
朗科は2004年7月、フラッシュメモリの基盤技術の特許を侵害されたとして、ソニーの無錫子会社を提訴、権利侵害の即時停止と1000万元の損害賠償を求めた。この事件が起こるまで、国際的な知的財産権紛糾はすべて、多国籍企業が国内企業を提訴するパターンであったが、同事件は国内企業が多国籍企業を提訴する初めてのケースとなった。しかし、事件は進展が見られないまま提訴後2年余り経ち、今回、突然和解が発表された。
朗科科技の鄧国順総裁によると、同社とソニーの間には和解協議が成立し、両社の法律紛糾は友好な方法で解決に至ったと述べたが、示談金の具体的金額や詳細については終始ノーコメントだった。
「人民網日本語版」2006年11月24日