北京市統計局と国家統計局北京調査総隊は23日、合同で調査結果を発表、北京市の新築住宅価格は1~10月で累計8.4%上昇し、上昇率は1~9月比0.1ポイント上がった。北京の住宅価格は、人々の安定願望とは裏腹に、持続的に上昇していることがわかる。このうち、10月単月の住宅価格上昇率は10.7%だった。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
注目すべきは、10月の住宅販売面積が156万4千平方メートルと、1~10月の平均より低かったことだ。実際は9月から、今年になって初めての販売面積減少傾向が生じている。10月はこれまで、北京の住宅販売ピーク期にあたるとされてきた。市統計局の関係者はこれについて、市民の住宅買い控え心理が強まっている現れだとコメントしている。
不動産開発投資の増加スピードは減速が続いているが、土地開発面積は引き続き急成長している。全市の1~10月不動産開発投資額は1201億1千万元で、前年同期比15.7%増、増加率は1~9月比0.3ポイント落ち込んだ。一方で同期の全市の不動産開発企業による土地開発面積は455万平方メートル、前年同期比3倍に増加した。
このほか、北京市の空室面積は減少が続いている。10月末現在、分譲住宅空室面積は893万9千平方メートル、前年同期比16.7%減、このうち住宅の空室面積は467万9千万メートル、同29.9%減。
「人民網日本語版」2006年11月24日