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「中国文化フェスティバル2006」取材記

すっかり秋めいた11月の東京で開催中の「中国文化フェスティバル」は、この街に独特な景観を添えている。

17日にはサントリーホールで、中国国家交響楽団による開幕コンサートが行われた。1千人余りの来賓の中には、日本の皇族、衆参両院の議長、中曽根康弘元首相、日本各界の名士たちの姿もあった。

アジア太平洋地域オーケストラ連盟の岡山尚幹会長は、この演奏を高く評価した。中でも交響曲「覇王別姫」は、箏・笛・京劇などの中国伝統音楽と西洋音楽を1つに融け合わせており、独特の趣があった。民族音楽の特徴を持つ交響楽の創作は、非常に意義のある試みだ。日本でもそうした試みが行われている。

両国の伝統劇のコラボレーションも、その斬新なスタイルで、特に注目を集めた。22日にはセルリアンタワー能楽堂で、日本の著名な狂言師である和泉元弥氏と、中国の昆劇の名役者である張娟氏が、昆劇の名作「秋江」の両主役を演じた。昆劇と狂言は共に600年の歴史を持つ古典劇で、どちらも世界文化遺産に登録されている。両者の競演は、人々の耳目を一新した。

期間1カ月の中国文化フェスティバルは、ここ数年の両国の文化交流における一大イベントであり、日本の主要メディアに一斉に注目され、新聞やテレビで大量に報道されている。さまざまな場所で日本人と会い、話をすると、決まって中国文化への深い関心を感じることができる。

両国の文化には同じルーツがあるので、日本人は中国の歴史や文化に決して疎くない。書籍やマンガには、中国の歴史物語に関する内容が多いし、特に年齢が高い人々は、三国志や水滸伝などの物語を熟知している。

日本の劇団影法師は最近、中日両国の児童と青少年を主な対象として公演を行っており、今回の中国文化フェスティバルにも興を添えている。劇団影法師は2000年から現在までに、中国各地を巡って公演し、熱烈な歓迎を受けてきた。山崎靖明代表によると、川劇や雑技、内蒙古・新彊・西蔵(チベット)の劇団の日本公演も計画しているという。山崎代表は「両国の政治関係がどうあろうと、文化交流を停止することはできない」と語る。

文化交流の内容は時代と共に進歩する。浅野勝人・外務副大臣は「以前は日中文化交流といえば、日本の歌舞伎や農業、中国の京劇のことだった。伝統文化は重要だが、内容をそれに限定してはならない。さもないと、若者が興味を失ってしまう。若者は日中友好の未来を現している。だから若者のニーズを重視し、この分野の交流を重要中の重要に置く必要がある。近年、アニメやマンガ、映画やテレビ、現代音楽などの新しい文化スタイルが、両国の若者に大きな影響を与え、日増しに交流が増えている。これは喜ばしい現象だ」と語った。さらに「来年は日中文化スポーツ交流年で、大規模な文化スポーツ活動が行われる。重点は青少年の交流で、青少年が興味を抱き、彼らの思考を啓発するような文化活動を触発することにある」と指摘した。

「人民網日本語版」2006年11月27日

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