日本のメーカーのパソコンはこれまで中国市場において常に高価格で販売されてきたが、激しい価格競争が繰り広げられる中、価格を引き下げざるを得なくなっている。富士通は北京で26日、新型ノートパソコンを発売し、最低価格は過去最安値の約8000元であった。同社のこれまでの各種ノートパソコン価格は1万6000元以上となっている。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
業界関係者は次のように分析する。
聯想(レノボ)、デル、ヒューレッド・パッカード(HP)など世界のメーカーが中国市場で4999元の低価格なノートパソコンを販売する中、富士通やソニーなど日本のメーカーが高価格で販売するのは正常な現象とは言えない。市場が同質化している中、優れたデザインは高価格の理由にならなくなっている。販売戦略の調整は懸命な選択と言えるだろう。
「人民網日本語版」2006年11月27日