結核根絶に向け日本政府から中国の貧困地区に無償で提供される抗結核薬と関係器材の引き渡し式が、このほど北京で行われた。
今回の無償援助は総額1726万元。主に貴州、陝西、広西、雲南、青海、江西、安徽、河南、山西、内蒙古、四川、西藏(チベット)の12省(自治区)315県に提供され、抗結核薬6万人分、顕微鏡637台、宣伝用パンフレット100万冊が含まれる。およそ1億5千万人が今回の援助を受けることになる。抗結核薬や顕微鏡などの器材はすでに各省(自治区)に運ばれている。
中国の結核患者数は世界第2位で、アジア太平洋地域では最も多い。
「人民網日本語版」2002年3月22日