中国国内の金価格は上海金取引所で数カ月ぶりに高値を更新し、AU9999とAU9995とも1グラム当たりの始値が160元を突破した。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。

国内の金価格の上昇は国際金価格と密接に関係している。先週金曜日（24日）の国際現物金価格は北米市場の終値で1オンス当たり637ドル70セント。その前週の金曜日（17日）のニューヨーク市場終値、621ドル20セントに比べ16ドル50セント上昇し、上昇率は2.66％であった。取引中の最高値は640ドルに達した。威爾キン投資公司の楊易君主席アナリストは、国際市場の金価格の上昇は米ドルの弱含みが原因だとの見解を示した。感謝祭後、投資家たちの米ドルに対する悲観的な考えが増し、一部の投資家が金市場に流れ込んだため金価格が上昇している。

※威爾キン投資公司の「キン」は「金」が上に1つ、下に2つ並んだ字

「人民網日本語版」2006年11月28日