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金城武、新作「傷城」とトニー・レオンを語る

メディアの注目を集める金城武と梁朝偉(トニー・レオン)主演の「傷城」は、2007年2月22日から中国全土で上映される。金城武は28日、「京華時報」の取材を受け、撮影中の出来事について明かした。「トニーとのシーンでは、彼の目があまりに魅力的で、視線を合わせることができなかった」とエピソードを語った。

金城武と梁朝偉は1994年、王家衛(ウォン・カーウェイ)監督の「重慶森林(邦題:恋する惑星)」以来12年ぶりの共演となる。金城武は「これも何かの縁でしょう。12年前『恋する惑星』で私とトニーは同じ映画に出演しましたが、同じシーンで共演したことはなかった。あの時私たちは警察官を演じ、12年後もまた警察官を演じている」と語った。

「傷城」の題名について、「『傷城』は香港独特の雰囲気を醸し出している。香港が悲しみの都市というわけではなく、どの都市もみな傷跡を抱えていると思う。『傷城』はある物語を通して香港の思いと香港人の思いを表現している」と解説した。

トニー・レオンについては、「彼が有名になったのは偶然ではない。彼にはある種の威圧感がある。初めての撮影シーンはとても興奮しました。彼は現場ではとても落ち着いていて、その視線が撮影全体をコントロールしているようでした。トニーとの撮影ではその目があまりにも魅力的で視線を合わせることができなかった。彼のまなざしは人を引っ張っていく力があるから、映画監督をするべきだと思う」と語った。

劉偉強(アンドリュー・ラウ)監督は金城武を、個性的だと評す。1人の時は町に繰り出さずホテルの部屋で3日間過ごし、食事も毎回同じ出前を取っていたという。これについて金城武は「それは少し大げさすぎるけれど、自分は確かに退屈な人間です。性格は内向的で、外にあるものに対してそれほど興味があるわけではない。それに加え寝るのが好きだから、自然と外に出なくなる」と述べた。

写真は新作「傷城」のポスター

「人民網日本語版」2006年11月29日

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