中国の劉振民・国連次席大使は27日、ミレニアム開発目標の実現に向けた国際社会の進展を振り返り、今後の行動を検討するための、第61回国連総会・開発問題特別会議で発言し、次のように指摘した。
中国は積極的で建設的な発展のパートナーとして、世界の発展の促進に、真摯で責任ある姿勢で取り組む。中国は主に2つの分野で行動を起こしている。まず、改革の堅持、開放の拡大、大胆な革新、良好な経済発展の維持は、中国人民の生活水準を向上するとともに、各国の共同発展にチャンスをもたらした。次に、南南協力を強力に進め、他の発展途上国を可能な限り援助・支持している。
中国が発展途上の大国として、13億人民の発展を促し続けることは、世界の発展協力に対する貢献である。同時に、中国は自国の発展と発展途上国全体の発展を、常に緊密に結びつけてきた。中国は近年、発展途上国との協力を全面的かつ踏み込んで推進するため、中国・アフリカ協力フォーラム、中国・アラブ協力フォーラム、中国・太平洋島国経済発展協力フォーラムなどの枠組を相次いで提唱・構築し、その約束や措置をすでに、あるいは現在急ピッチで実行に移している。
発展は1つのプロセスであり、発展を促進するグローバルなパートナーシップは、拡充と整備を続ける必要がある。中国は引き続き、共同発展の促進を自国の任務とし、信頼に値する発展のパートナーとなり、国際社会が定めた開発目標と、グローバルで普遍的な発展の実現のため、実際の行動によって貢献していく。
「人民網日本語版」2006年11月29日