国が初めて制定した、行政区の枠を超えた発展プラン「長江デルタ地区地域プラン綱要」(審査稿)はこのほど、関連する省・直轄市の承認を受け、意見聴取の段階に入った。国家発展改革委員会地区司の陳宣慶副司長が明らかにした。
同綱要は長江デルタ地区の役割設定、発展の枠組、重点発展産業などについて明確なプランを立てるもので、将来の役割として(1)中国一の総合的実力を備えた経済センター(2)アジア太平洋地域の重要な国際的窓口(3)世界の重要な先進製造業拠点(4)中国最先端で世界レベルの都市エリア――の4つを挙げている。
今後の10~20年間に、長江デルタでは第二次産業が大きく発展する可能性がある。鉄鋼や石油化学といった資本集約型産業だけでなく、電子情報などのハイテク産業も、地域の国際競争力を高める重要な要素となる。
「人民網日本語版」2006年11月29日