中国キン諾衛星通信公司によると、今年10月29日に打ち上げが成功した「キン諾2号」衛星は、ポイントを固定する過程で技術的な故障が発生し、ソーラーパネルの2度目の展開と通信アンテナの展開が完全に出来ず、テレビ放送などの中継業務ができない状態にある。「中国新聞社」が伝えた。
同衛星は東経92.2度の予定軌道位置を保ち、衛星プラットフォームのその他のシステムは正常に作動している。衛星製造者は現在、故障の詳細について分析を進めている。
一方で中国キン諾衛星通信公司の広報担当は、「キン諾3号」衛星の研究と開発は順調に進展しており、2007年上半期には打ち上げ予定であると明かした。
同社は中国の主要な衛星運営会社で、キン諾衛星は中国とアジア地域に向けてテレビ放送および通信業務のサービスを提供する任務が求められている。
「キン」は「金」が上に1つ、下に2つ並んだ字
「人民網日本語版」2006年11月29日