馬鞍山鋼鉄国際貿易総公司(馬鋼)は27日、日本の海運大手・日本郵船株式会社(NYK)と、鉄鉱石の海上輸送に関する長期契約に調印した。「馬鞍山日報」が伝えた。
馬鋼は新たな生産区の操業開始を控え、鉄鉱石輸入需要の大幅な拡大を見込んでいる。鉄鉱石の安定的かつバランスの取れた供給を保証し、海運コストをさらなる引き下げを実現するために、馬鋼は創業以来120余年の歴史をもつ日本郵船との協力を進め、ブラジル・オーストラリア航路における10年間の長期輸送契約を締結した。
契約に基づき、日本郵船は馬鋼の業務専用の遠洋貨物船(20万トン級)を建造し、「馬鋼勇気号」(MG COURAGE)と命名する。同船の進水予定は2007年6月で、完成すれば馬鋼の鉄鉱石遠洋輸送の一翼を担い、毎年ブラジルから約60万トン、オーストラリアから約200万トンの鉄鉱石を中国へ輸送することになる。同船は、中国有名鉄鋼企業の名を冠した初めての外国籍貨物船となる。
「人民網日本語版」2006年11月29日