中国共産党中央政治局は先月30日に会議を招集し、当今の経済情勢を分析するとともに、来年の経済活動を検討し、人口・計画出産活動について討論を行った。
会議では次の見方が示された。
来年の経済活動では▽安定的かつ急速な成長を維持し、大きな起伏を回避する▽経済構造の調整や経済成長モデルの転換でより大きな成果を上げ、経済成長の質・効果を高めるよう努力する▽国民の利益に直結する問題の解決に向けて新たな措置を打ち出す――ことが必要だ。
人口問題は一貫して、中国の総合的にバランスのとれた持続可能な発展を制約する重大問題であり、計画出産という基本的国策を長期にわたり堅持し、人口政策と出産政策を安定させ充実させることが必要だ。人口・計画出産活動の構想は、単純な数量制限を中心としたものから、低い出生水準の定着を土台として人口問題の解決をはかる方向へと転換すべきであり、その作業方式は、行政的手法による抑制を中心としたものから、法律に基づく管理、質の高いサービス、総合的な整備へと転換すべきだ。また低い出生水準の定着を重視し、出生人口の質を高め、出生人口の性別の不均衡問題を総合的に解決し、流動人口の管理サービスシステムを改善し、人口高齢化に積極的に対応することなどが、今後の重点任務となる。
「人民網日本語版」2006年12月1日