故宮には一体どのような歴史的遺物があるのか――この問題にもうすぐ答えが出る。文化部の鄭欣淼副部長(故宮博物院院長)は30日、「中国科学・人文フォーラム」第52回報告会で、故宮博物院の150万点の所蔵物をすべて網羅した目録と基本情報を社会に公表すると述べた。
世界一流の博物館を建設するため、故宮は古建築の改修を行っており、これと並行して、文物の系統的な整理も始めるという。
伝統的な調度品など、故宮に置かれている一部の所蔵品はよく知られているが、長い間文物への理解に限界があったため、皇帝・皇后の書画2000点など多くの所蔵品が文化財とみなされず、単に資料として扱われていた。
「人民網日本語版」2006年12月1日