国有重点企業の今年1~10月における主要業務営業収入は8兆3791億元で、利益は7445億6千万元に達し、コスト増と収入増のスピード格差は縮まり続け、利益は高成長を維持した。国有資産監督管理委員会(国資委)が4日に発表した。「上海証券報」が伝えた。
今年1~10月、国有重点企業の主要業務営業収入は前年同期比20.3%増の8兆3791億元を達成した。増加スピードは上半期比1.2ポイント、第1~3四半期比0.9ポイントそれぞれ上昇した。このほか、コスト・プレッシャーはいっそう緩和され、主要業務コストは前年同期比20.5%増となった。コスト増加スピードは営業収入増加スピードより0.2ポイント高かったが、これは今年に入っての最小格差となり、上半期比08ポイント、第1~3四半期比0.3ポイントそれぞれ縮小した。
コスト低下により、国有重点企業の1~10月利益は前年同期比18.6%増の7445億6千万元を達成、増加スピードは上半期比48ポイント、第1~3四半期比0.4ポイントそれぞれ上昇、今年来の増加スピード最高記録を更新した。建築資材、土木建築、自動車、有色金属(非鉄金属)、電力、機械、石油・石油化学、繊維などの業界の増加スピードはかなり速く、いずれも22%を超えた。
経営運行全体の品質向上に伴い、国有重点企業の資産品質もいっそう改善された。10月末の時点で、資産価値の維持・上昇率は前年同期比0.6%増の114.1%に達し、負債率は同比02%減の56.5%だった。自動車および機械業界の資産価値の維持・上昇率の上昇幅はかなり大きく、それぞれ14.6%と9.4%上昇した。
「人民網日本語版」2006年12月5日