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百度総裁、日本市場進出を語る(3)

中国語検索エンジン「百度(BAIDU)」を運営する百度在線網絡技術(北京)公司は4日、国際化戦略の開始を発表し、2007年には日本の検索エンジン市場に進出すると発表した。翌日、同社の株価は3.31%上昇した。これを受けて「上海証券報」は同社の李彦宏総裁(社長)を電話取材した。

――ヤフー(Yahoo)とグーグル(Google)の日本市場における先行の優位性を百度はどの様に考えていますか?日本の検索市場における2社のシェアはそれぞれ50%と47%です。

日本の検索市場は独特です。インターネットの発展の初期にはヤフー1社が独占していましたが、その後グーグルが市場に参入してきました。しかし、この2社の中国市場におけるシェアは2位と3位です。百度は中国市場において2社を打ち破ってきましたから、日本市場においても自信があります。百度は中国市場においても後発者でした。百度設立の1年以上前にグーグルが中国市場に参入しており、ヤフーやその他の検索エンジンの進出はもっと早かったのです。百度は中国市場においてすでに先発者を追いかけるという経験をしています。無から有へ、小から大へ、今では市場シェア3分の2を占めるまでに成長しています。

――日本市場の「ニューカマー」として、百度はどのように競争相手に追いつこう計画していますか?百度の競争における優位性は何ですか?

現在我々は日本市場に発展のチャンスを見ただけです。具体的にどの様に進めるかは、時間をかけて観察し、テストし、場合によっては失敗することも必要でしょう。百度が中国の検索市場に進出する時もこのような過程をたどって来ました。日本ではさらに多くの時間をかけて、利用者の需要および習慣などを理解し、ポイントを絞って利用者に適した商品とサービスを開発していかなければなりません。ヤフー、グーグルが大きなシェアを占める日本の検索市場は、健全な市場状態とはいえません。私たちは中国市場の経験から、どの様にすればライバルを上回れるかを理解していますので、日本も同じであろうと考えています。

「人民網日本語版」2006年12月6日

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