浙江寧波税関は6日午前、合法的な証明書がない密輸車19台に対し、初めて公開廃棄処分を実施した。ベンツ、BMW、トヨタなど多くの世界有名ブランドの密輸車が、年数超過や改装組み立てによる安全面での問題などの理由で処分された。違法自動車の公開廃棄は、浙江省でも初めてのケースという。
寧波税関担当者によると、廃棄処分となった19台のほとんどは、密輸された後、正規ルートでの販売が不可能なことから、車輌管理部門で正規に登録された車輌のナンバープレートやエンジン番号をコピーしていたという。
これら違法車は偽造の車輌登録証明書を使用しているか、車輌登録を行っていないため、路上で事故を起こし、そのまま逃亡してしまうと、事故の張本人を探し出すことが非常に困難となる。
「人民網日本語版」2006年12月7日