外交部の秦剛報道官は7日の定例会見で、朝鮮半島の核問題について質問を受け、次のように述べた。
朝鮮半島の核問題において、われわれは一貫して対話と交渉による解決を主張してきた。6カ国協議は問題の解決を促すための現実的で有効なルートだ。関係各国が共に誠意を形にし、相互信頼を深め、柔軟性を形にし、6カ国協議の再開にプラスの環境を醸成することを希望する。特に、対立を激化させ、情勢の一層の緊張を招くような言動は避けるべきだ。10月末と11月末のいずれも会談でも、中米朝の首席代表は各自の立場と主張を詳述した。これも協議再開の推進に向けた関係各国による努力の一部だ。朝鮮側はその懸念を表明し、米国側もその懸念を表明した。現在の問題は、いかにして相手国の懸念を十分に考慮し、大局を重視し、良好な環境と雰囲気を醸成し、6カ国協議の早期再開を実現するかであり、特に主要当事国は一層の努力を払うべきだ。中国は協議再開の問題において、一貫して関係各国との緊密な意思疎通を保ってきた。われわれは引き続き、しかるべき役割を発揮していく。
「人民網日本語版」2006年12月8日