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王毅駐日大使に聞く(7)日本着任で感じたこと

中国誌「環球」は「『膠着を打開し再び曙光がきざす中日関係』――王毅駐日大使に聞く」との署名記事を16日号に掲載する。

環球:日本に着任して、主にどのようなことを感じたか。

王毅:第1に、中日友好には依然として深く厚い社会的基盤があることを感じた。過去2年間、わたしは講演や訪問の形で、日本の多くの地方都市や町村に足を運び、日本の各界に中国の状況を紹介し、中国の立場を説明した。政治的な雰囲気は非常に厳しく、時には論争や戦いすらあるが、聴衆の多くは最後にはやはり理解し、認めてくれた。これは第1に、われわれの言動には常に確かな根拠があることによるが、同時に、大多数の日本人が中国に対して友好的感情を抱いていることも感じた。大使館は主に、対外的な対応を行う。わたしが身にしみて感じたのは、われわれは国益を必ず守らなければならず、またそれは完全に可能であるということだ。中国の利益は本質的に、時代の変遷の潮流や、世界の人民の利益と一致するだからだ。われわれは自己の原則を必ず堅持しなければならず、またそれは完全に可能だ。これらの原則は本質的に、歴史が進む方向や、国際正義・国際常識と完全に一致するだからだ。

第2に、日本は上から下まで、中国および中日関係に対して、極めて強い関心を抱いているということを感じた。距離が近すぎるためなのか、あるいは歴史上の恩讐と現実上の利害の交錯が深すぎるためなのか、日本の新聞やテレビには中国に関するニュースが毎日あり、報道量と関心度は世界でも上位だと思う。着任後間もなく、大使館周辺の隣人を招待し、話をしてみると、ほぼすべての家庭が中国と何らかのつながりを持っていることに気がついた。わが国では、民衆は日本のさまざまな動向に対しても、かねてより強い関心を抱いている。中央政府は、グローバル化や情報化という変化を重視し、現在の内外問題の相互影響、相互作用のすう勢に適応し、内外双方の大局を把握する能力を強化する必要を、繰り返し強調してきた。この点は実際に、中日関係を処理する際に典型的に示されている。

第3に、両国間の新たな相互理解を増進する必要性を感じた。ここ数年の中国の発展と進歩は日進月歩といえるものだが、国際的には日本国内を含め、いまだに中国に対して時代遅れの物差しや冷戦式の思考を当てはめることに慣れている人たちがいる。中国の改革開放は今も深まり続け、社会発展には絶えず積極的要素が現出しているが、日本の一部のメディアは往々にして、全てが思い通りになるわけではない部分に焦点を合わせている。日本についていえば、戦後、社会や人々に重大な変化があり、近年もまた各方面の改革を推進している。したがって、中日両国の眼前に置かれた重要な課題は、各レベルの交流の強化に力を入れ、両国民の新たな相互理解を増進することだと思う。交流は理解の前提であり、理解は信頼の基礎だ。人と人の間では、たゆまず理解を深めなければならない。国と国の間でもそうであろう。

中国はすでに自国の国情に合致し、各族人民に支持される、中国の特色ある社会主義路線を見いだした。当然われわれは、この路線に沿って確固不動として歩んでゆかなければならない。われわれは同時に、国際社会、とりわけ周辺国もわれわれのすべての行いを理解し、称賛し、これが中国の利益に合致するだけでなく、人類の平和・発展事業に対する貢献であることを意識するようになるよう努力することによって、わが国とわが民族の長期的発展のために、さらにゆとりがあり、有利な国際政治・経済・安全保障・世論環境を用意しなければならない。この面で、在外公館は重要な責任を担っている。われわれは謹んで職務を尽くし、時代と共に進み、対外業務の実践において中国の平和外交政策の執行者、平和発展路線の宣伝者、平和イメージの紹介者、調和世界の開拓者であるよう努力していく。

「人民網日本語版」2006年12月12日

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