北京に居住する韓国人約10万人は今後、自己のニーズに見合った金融サービスを受けることができるようになった。北京銀行は11日、同日から同行の望京支店で、韓国人のための2カ国語サービスやその他の特別サービスを始めることを発表した。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
同行は特別サービスとして、中国―韓国間の速達送金「当日着」サービスや、「留学生優待」口座などの一連のサービスを行う。「当日着」は、北京在住の韓国人が24時間以内に韓国からの送金を受け取ることができ、「留学生優待」口座は、韓国人留学生の学費などの振込みに便宜を図るというもの。このほか日常の水道、電気、ガス、電話、自動車船舶使用税などの納付については、韓国人も銀行が特別に作った「居京易(北京での生活を便利に)」支払い端末で支払うことができる。
北京銀行の厳暁燕行長(頭取)は、「中国最大の団地の一つである望京地区には約6万人の韓国人が居住しており、金融サービスのニーズは非常に大きい」と述べた。
「人民網日本語版」2006年12月12日