世界銀行が13日発表した世界経済の予測報告によると、今年の世界経済は中国をはじめとする発展途上国の力強い経済発展に後押しされて、3.9%の経済成長率を達成することが予想される。来年、再来年も成長率は3%以上を維持する見込みという。
報告によると、中国経済の成長率は06年は10.4%に達するが、07年は9.6%、08年は8.7%とやや鈍化する見込み。報告は、中国が東アジア・太平洋地域の経済発展を推進する最も中心的なパワーになっていると強調する。
報告の推計では、中国と並ぶ大きな経済主体のインドも今後、力強い成長を維持し、経済成長率は06年は8.7%、07年は7.7%、08年は7.2%に達する見込み。中国やインドなどの新興市場国家にけん引されて、発展途上国は力強い経済成長を遂げており、06年の経済成長率は過去最高の7%に迫る勢いだ。これは先進国の成長率の約2倍に当たる。07年は6.4%、08年は61%とやや鈍化する見込み。
「人民網日本語版」2006年12月14日