中国江蘇省政府新聞弁公室とイタリアのモンテカティーニ市政府が共催する「忘れえぬ第二次大戦の災禍――南京大虐殺史実展」が13日、モンテカティーニで開幕した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
江蘇省代表団の楊承志団長は挨拶の中で、「イタリア国民また世界の人々に歴史の真相を理解してもらい、中国国民が第二次大戦中に味わった苦難を知ってもらい、中国の『平和発展』の願いを理解してもらうために、今回の展覧会を開催した」と述べた。
イタリア・ピサ大学の教授は「人々が歴史を忘れないでいてこそ悲劇の再演が防げる」と述べた。彼は学生を見学に連れて行く予定で、若者世代に歴史を認識させ、しっかり記憶にとどめさせ、容易でない世界平和の保持を教育するつもりだとした。
今回の展覧期間は2カ月間。「大虐殺の真相」「国際救援」「日本のファシズムに対する共同の抵抗と裁判」「歴史を忘れず平和を愛する」の4つのパートに分け、写真520枚、文化財約30点、書類と音楽映像史料約120点を展示する。
「人民網日本語版」2006年12月14日