中国銀行業管理監督委員会(銀監会)は14日、国際金融公司と共同で「銀行業金融機構市場撤退メカニズム国際シンポジウム」を行った。同会の中国共産党委員会の胡懐邦委員は席上で、「国際的な通用規則に照らして、中国は行政の接収管理、再編、M&A(合併・買収)、撤回、閉鎖清算などの方法により、不良金融機構の市場撤退を進める」と述べた。銀監会が銀行業金融機構の市場撤退メカニズムについて言及したのは今回が初めて。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
胡委員はまた次のように述べた。
上述の方法は、社会への衝撃を緩和し、コスト削減に繋がるもので、預金者、債権者、納税者の利益を最大限保護することになる。これと組み合わせて、「企業破産法」とセットにした「銀行業金融機構破産条例」を早急に法制化し、金融機関の経営者、債権者、管理監督部門、中央銀行、各級政府部門など利益の関連する主体の権利や責任、義務を明確にするつもりだ。
「人民網日本語版」2006年12月15日