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大学間で取得単位を認定 新たな中日の学術交流
 

 中日両国の大学の間で学術交流が始まったのは、1980年のこと。この22年の間に両国の教育界、学術界がともに努力したことで、当初の留学生派遣や学者の相互訪問協力から、共同研究や姉妹校の締結といった中期的協力を経て、現在では共同教育課程を開設して単位を相互に認定するといった、中国で単位を取り、日本で卒業証明書を取得する新たな協力の段階を迎えている。

 日本の文部科学省の最新統計によると、2000年10月末現在、中国の大学と友好協力協定(姉妹校)を結んでいるのは1423校、大学全体の19.2%を占める。1993年の589校より1.4倍増え、年増加率は20%。

 石川県の北陸大学は1986年4月に北京中医学院の姉妹校となり、現在では中国17の大学と友好協力協定を結んでいる。訪問、交流、共同研究のほか、北京大学や蘇州大学、上海外国語大学などを海外の実習基地に、毎年学生を派遣し半年間実習させている。同校は2001年5月に中国の大学5校と共同教育課程を新設することで合意し、21世紀に向けた漢語の人材を養成している。福岡にある九州大学では、中国の交通大学と韓国の釜慶大学との間で、3大学で取得した単位を相互に認定し、学位を相互に認可する協定を結んナいるほか、インターネットで別の大学の講義を直接受講することもできる。

 文部科学省は、中国では改革開放が進むに伴って国の教育研究への資金投入が増え、また大学の総体的な学術レベルが向上しており、中日両国間の国境を越えた学術交流や学位の認可は今後、普遍的なものになっていくだろうと話している。

「チャイナネット」 2002年5月30日

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