考古学関係者は先般江蘇省徐州市獅子山の楚王陵東側の工事現場で大面積のレンガの堆積を発見した。考証によると、これは楚王陵墓の構築物の遺跡であり、これは徐州市が初めて発見された楚王陵陵墓の遺跡でもある。
徐州市の考古学作業班の責任者によると、古代の帝王の陵墓は普通陵墓を中心として御園がつくられ、ながい歳月を経たため、これらの陵墓の構築物の多くは破壊されており、徐州市が今回発掘した10余ヵ所の楚王陵墓の遺跡はいずれもこれまで未発見のものであった。そのため、今回発掘された構築物の遺跡は、楚国の陵墓制度の研究のうえで非常に貴重なものである。
構築物の跡が発見されたところは獅子山楚王陵から150メートル前後離れているところ。現在、考古学関係者はすでに漢代の構築物の跡の堆積2ヵ所を整理した。1ヵ所は漢代の板瓦、筒形瓦、瓦当のかけらを主として、厚く積み上げられている。もう1ヵ所整理された遺物の中には漢代の模様入りのタイルと空洞れんががある。この2つの場所の距離は5メートルもあり、そのほか、工事現場の地面の至る所で漢代の陶器の破片が目についた。
伝えられるところによると、今回発見された漢代の縄紋様の板瓦、雲の紋様の瓦当および精緻で美しい模様入りのタイルと空洞れんがの時代的特徴は、先ごろ徐州市中心部の地下9メートルのところで発見された漢代の宮殿遺跡から出土した遺物とほぼ同じである。史書の記載と河南などの陵墓を中心とする庭園建築の特徴を結び付けると、今回発見された遺跡が獅子山楚王陵の構築物の一部であることを一応推定することができる。その詳しい用途と陵墓の大きさ、配置などについては、今後さらなる発見が待たれている。
「チャイナネット」2002年6月28日