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赤水景勝区
赤水市は貴州省北西部に位置し、貴陽市から400余キロ離れたところにある。赤水は四川省南部の三つの県に接し、昔から「貴州省北部の玄関」と称されてきた。市街区は四川省南部の要衝である滬州から70余キロ、重慶市から約240キロ離れたところにあり、成都-楽山-自貢と重慶-三峡という二つの観光コースがカバーする地域内にあり、四川省合江福宝森林公園、重慶市江津四面山の国家重点景勝区と隣接している。

赤水景勝区の企画面積は328平方キロで、十丈洞、四洞溝、天台山、丙安(月台)、七里壩(月亮戸)、九曲湖、七大観光区および18の観光スポットからなる。景観の主な特色は滝、竹の海、ヘゴ、丹霞地形、原生林であり、中国労農赤軍の二万五千華里の長征の歴史文化、文化財の古跡、科学普及、文化を一体化した観光地である。市全体の森林カバー率は54.2%で、景勝地の森林カバー率は90%以上に達し、その植生は同じ緯度にある地域では最も完全な形で保存されている常緑広葉樹林地帯である。  

十丈洞の滝

十丈洞景勝地は著名な十丈洞滝の外、蟠竜滝、鶏飛岩滝、仁友渓滝および十丈洞近くの隠れた滝がある。

十丈洞滝 十丈洞滝は赤水市南部の風渓河上流に位置し、都市部から30余キロ離れたところにあり、赤水国家クラス景勝区の七つの区の主な観光スポットである。風渓河は四川省の古藺県に源を発して、赤水県の風渓口で赤水河に流れ込む。風渓河の上流は、山奥や峡谷を流れ、沙田渡の区間で水量が増えるため、大きな地表流水が形成されている。十丈洞あたりで川幅が広くなり、水の流れも穏やかになり、河床もこのあたりでは巨大な断崖が現れ、刀や斧で削られたようで、河の水が流れ降り、深い淵に流れ落ち、滝になったわけである。

滝は高さ72メートル、幅30メートル(増水期には60メートルに達する)。滝は断崖の上から下へと流れ落ち、ときには「仏光環」というすばらしい場面が見える。滝の周りには木々が生い茂げり、さらに広大なツツジ林、ヘゴ林などの景観もある。十丈洞滝への途中に「二会水滝」と「中洞滝」がある。

十丈洞滝の周りの森林のなかでは、いまでも依然として原始的生態環境が保れている。近年国の1級保護指定を受けている稀少植物のヘゴもある。ヘゴは「樹蕨」とも称され、木本シダ植物に属し、生きた化石といわれる希少植物の一種で、木の幹が高く伸び、大きな傘のような形をしている。またトラ、ヒョウ、キバノロ、クマ、アカゲザルなど20余種の動物、ホトトギス、コウライウグイス、ガビチョウ、タカなど60余種の鳥類も生息している。

蟠竜滝 長さ10キロの山奥の谷では、常緑広葉樹林が完全な形で保存され、蟠竜河沿いの林道がかなりの樹齢の木からなる黄荊林を通り抜けるようになっている。蟠竜河の渓谷には滝が12もあり、滝の幅はいずれも40〜50メートルで、そのうちの第1段階の滝と第2段階の滝はまるで連なっているようで、高さはそれぞれ51メートル、23メートルである。その他はいずれも約10メートルである。滝の形はさまざまで、大いに人を引き付けるものがある。

鶏飛岩の滝 十丈洞道路の途中にある鶏飛岩滝は高さ284メートルの三つの段階に分けれた滝で、樹木の生い茂った森林の中にあり、絶妙な景観である。

仁友渓の滝 仁友渓はヘゴや青竹が生い茂げっている景勝地である。とくに珍しいのは高さ300余メートルの山の上から五つの滝が飛ぶように流れ落ちていることである。滝のそばには数百株のヘゴからなるヘゴ林である。

隠れた滝 十丈洞滝の近くには、滝の水の音は聞こえるが目に見えない隠れた滝がある。きわめて大きな朱色の岩の前に立つと、滝の流れる音を耳にすることができ、音は大きく、朱色の岩の中に大きな滝があるようで、周辺では流れる水は見えず、朱色の岩から少し離れると、音も聞こえなくなる。音はどこから伝わってくるのかは今でも謎である。

中洞の滝

中洞の滝は十丈洞の滝から約2キロ離れたところにあり、高さは18.5メートル、幅75.6メートル。遠くから見れば、銀の玉で織られたカーテンが垂れ下がっているようで、十丈洞の滝とコントラストをなしている。この滝は水が透き通っていてきれいで、非常に美しいので、地元の人たちの間では「美女のクシ」といわれ、中国科学院の視察団はそれを「中国のカーテン状の滝の典型的なもの」と称している。

万年石傘

万年石傘は香渓口ダムのそばの原生林の中にある。石傘は大きな丹霞岩石が長い年代にわたって風化されて形成されたものである。カサの形をし、年代的にもかなり古いため、「万年石傘」と称されるようになった。

万年石傘の円周は17メートル、高さ6.2メートル、柄の最も細い部分の傘の周囲は長さ約1.2メートルで、その上に青草が植えられ、周辺に古い木がそび立っている。

驚くすべきことは上が重くて下が軽い石傘は、風や雨にさらされるとぐらぐらしていまにも倒れそうになるにもかかわらず、ずっとびくともせずそびえ立っている。

「チャイナネット」2002年8月2日

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