将軍墳(将軍の墓)は吉林省集安市の北東から4.5キロ離れたところに位置する竜山の麓にあり、この一帯は山が高く、景色を一望のもとに収めることができる。将軍墳の礎石は細長い大きな石、1100余の精緻に彫られた花崗岩で築造された七つ階段があり、底部は4重の細長い石で、その他の部分はいずれも3重の石からなるものである。墓の四面はそれぞれ三つの大きな石で守られている。墓室の入り口は第5階段の中あたりにあり、室内は広くて高い、四方の壁がそれぞれ6重の細長い石で築造され、室の底部には二つの石棺が並び、長さは約3.7メートル、幅は約1.5メートルである。墓の上は黄砂の土で固められ、周りの細長い石の上には等距離の丸い穴があり、直径は約10センチ、もともと欄干がたてられていた遺跡であると見られている。
墓から32〜36メートル離れたところに、塀のように積み重ねられた玉石があり、平面は四角形で墓の塀ではないかと見られている。墓の北東の塀のすぐ隣にはもともと4基か5基の一緒に葬られた人の墓があったが、いまでは1基しか残っていない。
「チャイナネット」2002年9月9日