中国共産党の13期4中総以後の13年間に、中国の科学・技術事業は新たな発展段階に入り、かつてないほど大きな成果をあげた。20世紀90年代に入って以来、政府の科学研究と技術開発への資金投入は年を追って増えている。1990年の全国のR&D(研究開発)への資金投入額は125億3400万元(GDPの0.68%を占める)であったが、2001年には、GDPの1%を占める960億元となった。それと同時に、国は、「973計画」や「863計画」および重要な科学・技術の難関突破計画などさまざまな科学・技術研究計画を実施し、大きな成果をあげた。全般的に見れば、中国の科学・技術力は発展途上国のトップに立っているという。
ここ数年間においては、基礎研究とハイテク開発がともに進められ、多くの成果をあげた。中国は唯一の発展途上国として、ヒトゲノムの解読に参加し、高効率、高品質で1%の解読の任務をまっとうしたこと、遺伝子組み替え水稲を開発したこと、高性能コンピューターの重要な技術を突破したことなどがそれである。
中国のハイテク産業は小から大へ、弱から強へと発展をとげ、国民経済の成長を押し上げる重要な力となっている。過去10年間に、ハイテク産業の生産額は3000億元から1兆8000億元に増え、年平均20%以上逓増し、同期の工業生産総額の伸びを10ポイント上回った。経済構造において、ハイテク産業の割合が10年前の1%から現在の15%に上昇している。
科学と技術の発展につれて、科学・技術の経済と社会発展への寄与度がたえず増大している。科学と技術の進歩も在来産業を改造し、経済の持続的な発展を促すうえで重要な促進的役割を果たした。
第10次五カ年計画(2001―2005年)期に、中国科学技術部は関係部門と協力して、重要な科学研究・技術開発計画を実施し、科学技術を経済と社会の発展に生かすよう努めている。
「チャイナネット」 2002年10月23日
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