中国の交通・運輸業の急速な発展


 13年前は、中国の交通は立ち遅れ、経済の発展のネックとなっていた。現在、経済を制約する交通のポルトネック問題は基本的に解決され、交通・輸送力はたえず向上している。

 道路建設も急ピッチで進められている。過去5年間における自動車道路開通キロ数は毎年2000キロを超えた。昨年末現在、全国の自動車道路開通キロ総数は170万キロに達し、世界で四位、高速道路は1万9000キロに達し、カナダを上回り、世界で2位となっている。

 過去4年間に、国は道路の建設に525億の国債資金を投下した。現在、道路建設が加速されている。2008年オリンピックの中国での開催の際には全国には、自動車道路の主幹線が整備され、北京、上海と全国の200余の大都市を結ぶ高速道路を主とするハイレベル自動車道路が縦横にめぐらされるようになると予測されている。

 そのほか、近年、海運業も大きな発展をとげている。海運業は経済の発展のなかで重要な地位を占め、輸出入商品の9割の輸送を担っている。第10次五カ年計画(2001―2005年)期に、国は海運業を発展させるため、上海港を國際海運センターに建設することになった。現在、同センターの建設は急ピッチですすめられており、長江河口における深水航路の第一期整備工事がすでに完工している。それによって、今年の上海港のコンテナ取扱能力が大幅に高められ、世界の五大コンテナ港の仲間入りをすることができると予測されている。

 昨年末現在、中国の船舶保有総数は21万余隻で、年間輸送能力は5400余万トンに達した。海運船舶積載トン数は数年連続して世界で五位となっており、2005年には、海運能力は10%上昇すると予測されている。

 「チャイナネット」 2002年10月23日

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