中国の特色をもつ幹部教育体系が一応形成される


 

 中国共産党の幹部教育・トレーニング制度の改革が着実に進められており、大きな成果をあげている。そして今や、中国の特色を持つ幹部教育体系が一応形成されるに至った。幹部の教育とトレーニングは必要に基づき、党組織が計画による手配と幹部の自由意思による参加とを結びつけて、すすめられている。

 社会主義市場経済体制の確立の要請に応じて、全国の各クラス政府や各部門は幹部教育・トレーニング改革指導グループをつくるか、幹部教育合同会議を設置して、幹部の教育・トレーニング制度の改革に力を入れている。今では、党委員会が統一的に指導し、組織部門が主管し、関連部門が責任をもって実施するという中央、地方および所属部門が段階に分けて管理する幹部教育・トレーニング管理体系が確立されている。

 第15回党大会以来、幹部の教育とトレーニングは主に幹部の資質の向上、青壮年人材の育成、理論と経済知識の学習をめぐって行われ、大きな成果をあげてきた。現在、幹部の全体としてのレベルと資質は目に見えて向上している。全国では、3700万人の幹部(総数の9割を占める)がさまざまな教育とトレーニングに参加し、延べ3000人が中央党学校、国家行政学院、国防大学などでの学習に参加した。そのうち、多くの青壮年幹部は教育とトレーニングを受けた後、重要な指導ポストについている。

 そのほか、広東、福建、浙江、山東など20余の省・自治区・直轄市は国外、国内大学での研修などさまざまなやり方で幹部の育成に力を入れている。全国には、ここ数年間に、国外に行って視察したり、経済と企業の管理、金融、農業、都市建設などを研修したりした指導幹部は延べ14万人に達した。

 国家公務員に対するトレーニングも着実にすすめられている。公務員は初任トレーニング、昇進トレーニングを受けなければならない。近年、数多くの公務員がトレーニングに参加し、昨年だけでも延べ200余万人の公務員がトレーニングに参加した。

 「チャイナネット」 2002年10月23日

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