中国の経済発展における10大成果


  

 生活がまずまずの水準に達することは、中国では過去数世代の人びとの夢でもあった。改革・開放政策の実施以後、人びとの夢は現実のものとなっている。国の関係部門の統計データによると、改革・開放後、とりわけ中国共産党十三回4中総および15回代表大会以来の13年間に、中国の経済力、総合国力、世界における競争力はいずれも大幅に増強され、人びとの生活水準は大幅に向上し、衣食問題が基本的に解決された状態からまずまずの水準に向上した。以下の10大成果はこれを示すものである。

 1、経済総量が10位から6位となったこと。中国の経済総量はわずか13年で4位も上昇し、6位にランクされるに至った。これは、中国がすでに世界経済大国の仲間入りをしたことを示すものである。

 2、人びとの生活は衣食の問題が基本的に解決された状態からまずまずの水準に上がったこと。20世紀末おける中国のGDP(国内総生産)ははじめて1兆ドルを突破し、一人当たりのGDPは800ドルを超えることになった。2001年のGDPはさらに一階段アップし、900ドルを突破した。現在、中国はすでにまずまずの社会の建設を行う段階に入り、近代化の建設が三段階に分けてすすめられるなかの、第三段階の戦略目標を目指して努力している。

 3、国内市場に商品が不足していた時代は基本的に終止符が打たれたこと。1998年から、国内市場は商品不足の状態から相対的に豊かになり、買手市場から売手市場への歴史的飛躍をとげた。

 4、計画経済が一応市場経済へと転換したこと。計画経済の市場経済への歴史的転換は、中国経済の発展体制に根本的変化が生じたことを示すものである。中国における市場経済の確立は社会生産力の新たな飛躍的発展を促すことになった。

 5、対外貿易総量が16位から6位となったこと。2001年の輸出入総額は5098億ドルに達し、貿易総量は各国の世界貿易額ランキングでは、1990年の16位から6位に上昇した。中国の外貨準備高はすでに2500億ドルを超え、世界で2位にランクされている。中国の外資導入は9年連続発展途上国のトップに立っている。昨年、中国はWTO加盟国となり、それをきっかけに、中国の対外開放が新たな段階に入った。

 6、中国の資金力が「弱」から「強」へと増強されたこと。13年このかた、中国の資金力は大きく増強され、財政体制も計画経済下にあった統一的な財政から社会主義市場経済下の公共財政へと全面的に転換をとげている。安定した、バランスのとれた、強大な国家財政が確立されつつある。

 7、第二次産業、第三次産業が経済発展の主な推進力となったこと。経済構造の調整のなかで、中国の第一次産業、第二次産業、第三次産業の構造は次第にバランスがとれるようになり、経済成長の質と効率は目に見えて向上した。GDPに占める第一次産業、第二次産業、第三次産業の生産総額の割合の増大およびサービス業の急速な発展は、新たな経済成長スポットと主要な就職拡大ルートとなっている。

 8、西部大開発戦略を実施したこと。1999年に国は東部地区の経済の発展に一段と力を入れると同時に、地域経済のバランスのとれた発展を実現し、東部と西部の格差を縮小するため、西部地区の開発を速めることになった。現在、西部大開発はすでに実質的進展をとげている。

 9、持続可能な発展の力がたえず増強されていること。持続可能な発展戦略の実施は、社会全体が「われわれが生活している家」に深い関心を寄せることを示すもので、子々孫々にしあわせをもたらす戦略的決定であり、中華民族が世界の未来に積極的に寄与するものでもある。

 10、「科学と教育による国の振興」戦略の実施で数多くの成果をあげたこと。1995年に江沢民総書記は全国科学技術大会で「科学と教育による国の振興」戦略を打ち出した。ここ数年来、この戦略の実施において数多くの成果をあげた。とりわけ、ヒトゲノムの解読、無人宇宙船の打ち上げ・着地実験などの面で大きな進展をとげ、世界の注目を集めた。他方では、教育は科学と技術進歩を実現する根本であり、教育事業の高度の発展がなければ、科学と技術事業の急速な発展はあり得ない。

 「チャイナネット」 2002年10月23日

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