各選挙単位の代表が選出された後、中央委員会に報告され代表大会準備機構が予備審査を行う。全国代表大会の正式開催前に代表資格審査委員会を設立し、各選挙単位より選出された代表に対して正式な資格審査が行われる。主に、選挙方案確定の代表条件及び選挙後新たな問題、トラブルがあるか否かを審査する。審査に合格すれば晴れて党の全国代表大会代表となる。15回大会の時には各選挙単位で合計2049名の代表が選出されたが、その中一人は重大なミスを犯したため、所属選挙単位により申し立てがあり、中央の許可を得た後、その代表資格が取消されたので、実際の代表者数は2048名だった。
厳しい選挙手続きは当選した代表の先進性、広範性を確保することが出来、その構成も合理的である。統計によると、2120名の16回大会代表の中には各級党員リーダー幹部以外にも生産業務第一線の代表が含まれている。経済、科学技術、国防、政治法律、教育、宣伝、文化、衛生、体育方面で著しく貢献した党員模範は相当な比率を占めており、そのうち省・部クラス以上の名誉メダルを受賞した先進模範人物は88.5%を占めている。女性代表と少数民族代表の占める比率は、女性党員と少数民族党員が全国党員総数の比率より高くなっている。当選代表の文化レベルも15回大会と比べ著しく高くなっている。短期大学相当学歴以上の代表は1943名おり、15回大会より8.2%アップしている。当選した代表のうち、12名は大革命(1924〜1927年)、土地革命戦争(1927〜1937年)の時、17名は抗日戦争(1937〜1945年)の時に入党した党員で、また24名は解放戦争(1945〜1949年)の時の入党党員である。新中国設立後入党した代表は2067名で97.5%を占め、そのうち第11期3中総会以降に入党した代表は677名で31.9%を占めている。当選した代表の年齢構成はきわめて合理的で平均年齢52.5歳であり、15回大会代表の平均年齢より0.7歳若返り、55歳以下の代表は1338名で63.1%を占めている。
「チャイナネット」資料
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