冠状心疾患の治療に一意専心――韓雅玲代表


第16回党大会の代表、韓雅玲さんは、遼寧省にある瀋陽軍区総医院の副院長を務める博士号の資格を持つ心臓血管内科の主任。入党以来、自己のすべてを党の事業に奉げる信条を体現してきた人だ。この20年余りの間、解放軍や省から授与された科学技術進歩賞は10件を上回る。彼女が主導した心臓血管内科での冠動脈の造影は約6000例、冠状心疾患の治療では2500症例を超す。同内科の医療設備の規模は東北地方、また解放軍系医療機関の中でもトップクラス。治療技術も国内で先進レベルにある。長年にわたり冠状心疾患の治療技術発展の推進に力を尽くし、人材養成に果たしてきた韓雅玲さんの貢献度は群を抜く。それが評価され、衛生部から称号「全国中青年医学科学技術の星」を授与されたほか、2000年に中央軍事委員会の「一等勲功」を、2002年には「全国女性貢献者」に選ばれた。

冠状心疾患は人類にとって“最悪の敵”。この疾病は長い間、一般的な血管拡張薬の投与でしか治療できなかった。韓雅玲さんが心臓血管内科の主任に破格な昇進をしたのは、博士過程で研究をしていた時だ。新治療技術を模索するためだった。主任になると、北京や西安、広州などの大病院を駆け回り、また出国するたびに、世界に公認された冠状心疾患の先進的な「皮腔内冠動脈成形術」について専門家に教えを求めてきた。

韓雅玲さんは成形術を掌握して臨床に応用。その後、より高度な治療技術の開発に努め、急診や平常診断でその技術を大胆に採用、心臓血管内科での急性心筋梗塞による死亡率は従来に比べ47%も低下した。冠状心疾患は老人に多く、手術は難しく死亡率も高い。急診で手術を行い、成功した症例は、この数年で70歳以上が180人余り、80を超すお年寄りでは25例、最高年齢は86歳と、国内では過去に例がない。

「チャイナネット」2002/11/28

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