怒江リス族自治州は中国雲南省北西部青海―チベット高原の南部よこたわる横断山脈に位置し、西側はミャンマーに隣接し、北側はチベット、南東側は省内の迪慶、麗江、大理、保山と接している。国境線は449.67キロに達し、総面積は14703平方キロ、総人口は45.88万人。
自治州は瀘水県、福貢県、蘭坪県、貢山トールン族、ヌー族自治県を管轄している。州府は瀘水県六庫鎮にある。域内には主にリス族、ヌー族、トールン族が住んでおり、そのほかにぺー族、漢族、プーミイ族、イ族、ナシ族、チベット族、タイ族などの少数民族も住んでいる。域内には野生のウシうし、野生のロバ、カモシカ、ジャコウジカ、カワウソ、タルバガン、レッサーパンダ、キンシコウ、ジャコウネコ、ベンガルトラ、キンセンヒョウ、クマ、マレーグマ、イノシシ、キツネ、アカシカ、手ながザル、センザンコウなどの野生動物のほか、クジャク、赤い胸毛のオウムなどの鳥類も生息している。
域内においては山が延々と続き、川が縦横に流れている。怒江、瀾滄江、独竜江が西から東へ平行して流れており、擔打力喀山、高黎貢山、碧羅雪山および雲嶺山脈が北から南へと険しくて長い大峡谷を三つ形成しており、これらは怒江大峡谷或いは東方大峡谷と称されている。
怒江リス族自治州は亜熱帯山間地帯のモンスーン気候に属し、立体的気候の特徴がある。
域内の三つの川の峡谷地帯は谷底から山峰の頂上に至るまでさまざまな自然景観が形成されている。この一帯には種類さまざまな動植物が生息している。
怒江リス族自治州の六庫は昆明から約600キロ離れていたところにある。昆明西駅から長距離バスで到達できる。
「チャイナネット」2003年1月10日