国務院の朱鎔基総理は2月12日、中南海で座談会を主催し、各民主党派中央や全国工商連の責任者と無党派代表に対し、第10期全国人民代表大会第1回会議で審議予定の「政府活動報告(要綱案)」への意見を求めた。
出席者は「政府活動報告(要綱案)」の基本的な枠組みに賛成を表明。そのうえで(1)内需拡大を継続し、安定した高成長を維持する(2)「三農(農業・農村・農民)」問題の解決を重視する(3)産業構造の調整と西部大開発を積極的に進める(4)経済体制の改革と対外開放を進める(5)雇用の拡大と社会保障事業を軌道に乗せる(6)科学技術・教育による国家振興、持続可能な発展の2戦略を実施する(7)社会主義民主法制の整備と精神文明の形成を強化する(8)政府の職務遂行能力を改善し、気風を正す――といった8点について具体的な修正意見を出した。
朱総理は出席者の発言を聞いた後、「政府活動報告に対する修正意見を真剣に検討したうえで採用していきたい。各界に繰り返し意見を求めることで政府活動報告をよりよいものに修正したい」と述べた。
「人民網日本語版」2003年2月13日
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