これまでの政治協商会議、全人代会議の期間においては、代表と委員たちの専用車両は青信号ばかりで、赤信号を待たなくてもよいという特別優遇措置の扱いを受けていたが、今回は、このような優遇措置が廃止され、代表の専用車両も一般の車両と同様に赤信号を待つことになった。全国人民代表大会の柴新建代表は、「われわれの車両が減速することになったが、人民との距離が縮小した」と、賛成の意を表した。
祝義才代表は、「パトカーが先導してくれ、オール青信号というこれまでのやり方は、確かに代表たちにとっては便利だが、人々の正常な生活を妨げる一面もあった。人民代表大会の代表は、人民の代表として大会に参加することになっているわけで、人民との間に距離を置くべきではない」と、自分の見方を話した。
この措置は、一般の人々にも歓迎されている。あるタクシー運転手は、この措置によって、代表との距離感が縮まったと感慨深げに話していた。
「チャイナネット」2003年3月4日