外交部の孔泉スポークスマンは3月4日の記者会見で、全国人民代表大会(全人代)開催期間中の安全問題について記者の質問に答えた。
―― 中国メディアの報道によると、中国政府は全人代開催期間中、特別な安全対策を行うとしているが、具体的にはどのようなものか。特に北京大、清華大で爆発事件が発生した後、中国は特別な安全対策は行っているのか。
このような大きな会議があるとき、各国では必ず保安体制などを強化する。例えば北京では今年、交通渋滞緩和で新たな対策を行い、会議参加者の車の列が交通を妨げることは減った。こうした措置はまったく普通のことだ。指摘するような「特別」な措置については、特に昨年と比べて変わったことはない。北京大学、清華大学の爆発事件については、先に述べたように別件であり、警察当局が調査を進めている。この事件が両会(全人代と全国政治協商会議)に影響を与えることはない。学校側にとってもすでに事件は過去のものになっている。
「人民網日本語版」2003年3月5日