インターネットのセキュリティーを保障するための法律制定は、全国人民代表大会の厲志海代表がもっとも関心を寄せている問題で、それに関する提案も提出した。
科学技術の進歩に伴い、近年来、わが国のインターネット業種が急速に発展していると同時に、数多くの問題点も顕在化してきた。全国のコンピューターネットシステムは設備の面で後れているし、関連措置も規範化されておらず、特に関連法律がまだ未整備で、インターネット業種の健全な発展を大きく妨げている。
厲志海代表は、「ネット安全法」の早期制定を呼びかけ、ネットを利用した違法犯罪に対しての処罰、暗号化についての法律規定、個人データとプライバシーに対する保護など、ネット・セキュリティーに関する内容を法律に盛り込まれなければならないと提案した。ネットを利用した違法犯罪を撲滅し、暗号化技術を利用してネットの安全とオンライン取引の安全を保障し、消費者の個人データとプライバシーを保護して、プロバイダーが合法的な手段で入手した個人データの利用と流通を規範化し、オンラインでの徴税、保険、契約調印、オンライン支払い、金融管理などを促進すべきであるなどについて、厲志海代表は提案の中で触れている。
「チャイナネット」2003年3月14日
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